Mejor League Fishing Japan Kasumi BMC Series STAGE 1 Megabass CUPランキング
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開催日 : 2025/03/22
集合時間 : 05:30
競技時間 : 06:45 ~ 15:45
大会終了時間 : 16:30
In The Boaters Report
メモリアルゲームを制したのは竹内一浩選手
1925年。
ブラックバスがニッポンの芦ノ湖にやってきて100年。
このメモリアルイヤーに開幕を迎えるMajor League Fishing Japan(以下、MLF Japan)。
言葉では表せない何らかの「縁」が結びつけたのかもしれない。
そんなMLF Japanが3月22日、茨城県美浦村にある霞ヶ浦トーナメントプレイスで開幕を迎えた。
現在、MLF Japan唯一のシリーズであるKasumi Series(カスミシリーズ)。
霞ヶ浦水系全域という日本最大のトーナメント水域で、フルサイズのバスボートを駆使して魚を探し出す。
本国MLFに負けるとも劣らないスケールで行われるイベントでは、釣りはもちろん機器の使いこなしや操船に関するスキルも求められる。
ある意味、ハイリスクではあるが、ハイリターンであることも、MLF Japanイベントの特長。
果たして記念すべき開幕初年度は、どんなドラマが待っているのだろうか。
バスボートデビュー戦を華々しく飾る入賞
霞ヶ浦水系のおかっぱりアングラーとして、レイドジャパンの看板を背に日々研鑽を重ねてきた花村勇太朗選手。
今年からその戦いの場をバスボートに移し、MLF Japanへの参戦を決めた。
まだマイボートを所有していないため、サポートを受けての出場。
プラクティスはエンジントラブルがあったものの、メインエリアを自身の足で巡り、手応えを得るという執念を見せた。
キーになったのは、小野川の「透明度があって流れが当たらない」エリア。
レイン・レインズホッグ、レイドジャパン・エグチャンク、O.S.P・ドライブビーバー3.5インチをローテーションさせ、キロフィッシュ2匹をキャッチ。
デビュー戦で5位入賞という、大器の片鱗を見せつけた。
ワールドチャンピオン「らしさ」
2024年度のJB TOP50年間王者、江尻悠真選手。
昨年のBMCトーナメント(MLF Japanの前身)では、わずか10gでA.O.Yを逃すという苦渋を喫ししたため、並々ならぬ思いで今シーズンを迎えた。
プラクティスの手応えから、開始2時間は釣れないことを予想していたという。
キーは9:30の常陸利根川開門。
流れが出ることで大きく状況は変わると踏んでいた。
しかし、そのタイミングで当てに行くもハマらず、だが気持ちは崩れることなく淡々と打ち続けた江尻選手。
11回ものバイトを得たのは想定外だったこともあってか、ノセきれず…
それでも4匹のバスをキャッチするあたりはさすがの一言。
モコリークローの4gテキサスリグと、レッグワームのリーダーレスダウンショットを使い分け、マットの、あえて落とさず水面で誘って下から食ってくるというバイトをものにした。
帰着5分前に待っていたドラマ
昨年はW.B.S. Kasumi Pro Classicの連覇を果たした今井新選手。
その後もローカルトーナメントで勝利を収めるなど、好調をキープしていた。
しかし1月末に足を負傷。
思うようにプラクティスができず、完治していない状況で本戦を迎えた。
痛む足を抱えながら行った2回のプラで得たのは「冬っぽさ」。
そこで水温が上がるまではブレイクが近いエリア。
水温上昇後はシャローのブッシュを、得意のO.S.P・スピンナッツ65(ラバーチューン)で撃ち続けていった。
8:30にファーストフィッシュをキャッチするも、その後は不発。
しかし手を休めることなくキャストを続ける今井選手の姿に、カスミの女神は微笑んだ。
Smart Scaleに申請が来たのは14:10。
1,450gの一撃が、順位を大きくジャンプアップさせ、3位入賞となった。
経験に裏打ちされたエリア選択が奏功
川口直人選手も体のトラブルで、年末年始は寝込んでいたという。
まだ本調子ではない体にムチを打ち、本戦開催週の月曜日にプラクティスを敢行。
探すというよりは、今まで釣ってきた春のエリアで、「ゼロはない、うまくいけば3匹」という確信を得たそう。
霞ヶ浦トーナメントプレイスから1時間以上のロングドライブの末、たどり着いた狙いのエリアで1520gをキャッチ。
プラクティスではダイワ・ボスクローで好感触を得ていたがボリュームのせいかすっぽ抜けることもあり、本番ではジャッカル・カバークロー3インチを選択。
バッテリートラブルがあったものの、コ・アングラーの1,330gも追い風となり、準優勝を果たした。
「日本最大の水域で、これこそ自分がやりたかったトーナメントです」と、熱く語った表情が印象的だった。
10gという僅差を制したのは「執念」
「記念すべきMLF Japanの開幕戦で、表彰台の真ん中に立てたのは光栄です」と語った竹内一浩選手。
諸事情により、今年の初釣りは3月に入ってから。
しかし、各所で反応をしっかり得るあたりは、ベテランの経験がなせる技だろうか。
前日もプラクティに出ることは叶わなかったが、「ここで油断してはいけない」と、アナログの水温計を手に、本命エリアの水温を計測するという執念を見せた。
雪しろの影響で一時は水温6℃ということもあったが、水温計の水銀が指したのは10℃。
前日夕方でこの水温があれば、期待は高まる一方だった。
竹内選手もマットカバーをメインに撃っていったという。
O.S.P・ドライブビーバー3.5インチのリーダーレスダウンショットを主軸に、カバーの濃さで7gと 18gを使い分けた。
コ・アングラーの長谷川和紀選手がマットの直下で釣った情報を共有し、「入れすぎない、(カバーにラインを)持たせて誘う」釣りで二発。
力を合わせてリミットメイクを果たし、川口選手を10g差で抑えての勝利となった。
STAGE 2 Gary International CUPは4月19〜20日に霞ヶ浦トーナメントプレイスで開催。
ライブ配信も実施するので、ぜひご覧いただきたい。
In The Co-Anglers Report
STAGE 1 Co-Anglersの優勝は長谷川和紀選手
出場すれば必ず、自分のスキルアップにつながる
MLF Japanイベントは、本国MLF TOYOTA Seriesと同様、ボーターとコ・アングアーのペア戦。
ボーターは自身のスコアを上げるために、自分の釣りに集中するだけでなく、いかにコ・アングラーを活かすかも求められる。
コ・アングラー目線では「カスミ水系の手練が流した後に釣れるのか」と思う方も少なくないだろう。
しかし、釣りに「絶対」はない。
現に今回、表彰ステージに登壇した選手はもちろん、惜しくも表彰台を逃したコ・アングラーのなかにも、しっかりサカナを手にした選手もいる。
トッププロの釣りを間近に感じ、力を合わせて上位入賞を目指す。
結果はどうあれ、必ず自身のスキルアップにつながると言っても過言ではないだろう。
では、コ・アングラー上位5名を紹介しよう。
初出場で春らしさ溢れる一撃をキメた
5位の青柳暢選手は、デビュー戦で1450gという春到来を感じさせる一匹をキャッチ。
ボーターは別団体の最高カテゴリーにも参戦する、坂田泰信選手。
トップクラスのプロの後ろで緊張は隠せなかったものの、坂田選手の釣りに対する考え方を呟くように口に出しながら、自分を鼓舞する姿に刺激を受け、リラックスすることができたという。
値千金の一匹を手にしたのは、水温が高く水がいいエリアで、ブレイクや沈みものが絡んでいるスポット。
ノリーズ・エスケープチビツインで誘って食わせたのだった。
カスミきってのビッグバスハンターと
青木一浩選手は自分の手でバスをキャッチすることはできなかったものの、ボーター・安藤毅選手の1650gで4位入賞を果たした。
安藤選手はカスミ水系での屈指のビッグバスハンター。
そんなツワモノの釣りを間近に感じながら、「学ぶことが本当に多かった」と1日を振り返った。
当日だけでなく前日の気温や風向きも頭に入れながら、さまざまな情報を組み合わせ、バスを探し出す。
「1600gを超えるサカナなんて、なかなか狙って釣ることはできない」と青木選手。
大きく感銘を受けた試合となったようだ。
事前情報共有と忠実の賜物
ボーターの渋谷知紀選手がプラクティスで得た情報を事前に共有し、当日はそのパターンを忠実に実践したという、仲村亮太選手。
スピナーベイトを主軸に据え、前で流す渋谷選手が浅いレンジを巻いていたのを見て、やや深めをトレースするというアレンジを加えたことが奏功した。
使用したのはケイテック・TEEボーンスピナーベイト1/2oz(スーパーホワイト)。
幅広くサイズを揃え、状況に応じて使い分けていったという。
「バスボートで広大なフィールドを走り回り、とても気持ちよかったです」と仲村選手。
新たな扉が開く音がした。
本当はやさしいベテランとの共同作業
ボーターの川口直人選手といえば“アングリー(怒り)”というキャッチコピーがあるが、実は話してみると気さくな人柄、と言うと多くの方が意外に思うのだろうか。
2位入賞を果たした鯉河健一選手もそのひとり。
初対面で怖いイメージがあったが、釣りをしてみると非常に気さくで、状況を事細かに説明しながらひたすら撃つ展開に集中したという。
鯉河選手が1,330gをキャッチしたのは7gテキサスリグのスイミング。
エバーグリーンインターナショナル・ダブルモーションをスイミングで使用し、口を使わせた。
「トップトーナメンターならではの考え方に、次元の違いを感じました」と鯉河選手。
一匹のバスと価値ある時間を得た一日となった。
いつもと同じリズムがもたらした優勝
コ・アングラー部門の優勝は、長谷川和紀選手。
カバー撃ちの名手として知られる竹内一浩選手とペアで、MLF Japan開幕戦に臨んだ。
メインパターンはシャローカバー。
長谷川選手はエバーグリーンインターナショナル・クローモーションを7gテキサスで使用し、フローティングカバーの直下でシェイク。
「思っていたよりいいサイズが出た」と振り返るその一匹は、1,165gのキッカー。
シャローカバースタイルは普段の自分の釣りにリンクしており、ディスタンスやテンポなど違和感を抱くことなく、むしろ心地よく釣りができたという。
「始まりから終わりまで、ずっと勉強しっぱなしでした」と長谷川選手。
MLF Japan開幕戦というメモリアルゲームで、表彰台の頂点からの景色を堪能した。
MLF Japanではコ・アングラーを募集している。
年間登録のうえSTAGE 2からフル参戦するもよし、シーズン2回までのスポット参戦で体験してみるもよし。
詳しくは、公式サイトからお問い合わせを。
1位

Kazuhiro Takeuchi,Kazuki Hasegawa
合計 2860g(1165g, 1030g, 665g)
2位

Naoto Kawaguchi,Kenichi Koikawa
合計 2850g(1520g, 1330g)
3位

Shin Imai
合計 2675g(1450g, 1225g)
4位

Yuma Ejiri
合計 2335g(865g, 780g, 690g)
5位

Yutaro Hanamura
合計 2210g(1150g, 1060g)
6位

Tomonori Shibuya,Ryota Nakamura
合計 1780g(910g, 870g)
7位

Takeshi Ando,Kazuhiro Aoki
合計 1625g(1625g)
8位

Yasunobu Sakata,Toru Aoyagi
合計 1450g(1450g)
9位

SHINGO,Sumito Kikuchi
合計 1415g(1415g, 0g)
10位

Tomohiro Nagayoshi,Kazuo Honda
合計 1240g(1240g)
11位

Ryo Shinotsuka,Yuichi Yoshida
合計 1025g(1025g)
12位

Yusuke Murakawa
合計 935g(935g)
13位

Tsuguhiko Komori
合計 905g(905g)
14位

Hideki Muramatsu
合計 860g(860g)
15位

Takeshi Sato,Kazutoshi Fukuizumi
合計 830g(830g)
16位

Noriyuki Takagi,Takumi Matsuda
合計 790g(790g)
17位

Hiroshi Yuhara,Kazuyuki Gondo
合計 760g(760g)
18位

Yuto Yasue,Osamu Murayama
合計 715g(715g)
19位

Masahiro Ono,志水一成
合計 655g(655g)
20位

Eiju Kato
合計 310g(310g)
21位

Yugo Hayashi
合計 210g(1210g, -1000g)
22位

Jun Gunji,Hayato Namiki
22位

Takaaki Tomimura
22位

Natsuki Fujita,Hirokazu Mashiko
22位

Masaya Saito
22位

Mikio Suzuki,Takahiro Ueda
22位

Yuki Kamiya,Masaki Onose
22位

Norihiro Ohishi,Naoya Ichikawa
22位

Takuya Imaizumi,Yoichi Nakano
22位

Masanori Iwai,Tomokazu Yoshida
22位

Makoto Uesugi,Lion Yagioka
22位

Hideaki Iida,Akihito Iwanuma
22位

Yuta Amano
22位

Shuya Akabane,Kizuku Kawaai
22位

Shigeru Otsuka,Keisuke Sakamoto
22位

Tatsuhiko Tsugaru
22位

Hiroaki Kuramochi,Junji Akita
22位

Yasunori Inoue,Motomu Kamata
22位

Shunsuke Miyashima
22位

Gentaro Oyabu,Hiroshi Yamaguchi
22位

Yasunari Hiraizumi,Futoshi Nazkazato
22位

Masanori Sugiura,Daisuke Shiraki
22位

Kiyoshi Shonai,Hidekazu Tanaka
22位

Kazuya Watanabe,Yu Kawamura
1位

Kazuhiro Takeuchi,Kazuki Hasegawa
合計 2860g(1165g, 1030g, 665g)
2位

Naoto Kawaguchi,Kenichi Koikawa
合計 2850g(1520g, 1330g)
3位

Shin Imai
合計 2675g(1450g, 1225g)
4位

Yuma Ejiri
合計 2335g(865g, 780g, 690g)
5位

Yutaro Hanamura
合計 2210g(1150g, 1060g)
6位

Tomonori Shibuya,Ryota Nakamura
合計 1780g(910g, 870g)
7位

Takeshi Ando,Kazuhiro Aoki
合計 1625g(1625g)
8位

Yasunobu Sakata,Toru Aoyagi
合計 1450g(1450g)
9位

SHINGO,Sumito Kikuchi
合計 1415g(1415g, 0g)
10位

Tomohiro Nagayoshi,Kazuo Honda
合計 1240g(1240g)
11位

Ryo Shinotsuka,Yuichi Yoshida
合計 1025g(1025g)
12位

Yusuke Murakawa
合計 935g(935g)
13位

Tsuguhiko Komori
合計 905g(905g)
14位

Hideki Muramatsu
合計 860g(860g)
15位

Takeshi Sato,Kazutoshi Fukuizumi
合計 830g(830g)
16位

Noriyuki Takagi,Takumi Matsuda
合計 790g(790g)
17位

Hiroshi Yuhara,Kazuyuki Gondo
合計 760g(760g)
18位

Yuto Yasue,Osamu Murayama
合計 715g(715g)
19位

Masahiro Ono,志水一成
合計 655g(655g)
20位

Eiju Kato
合計 310g(310g)
21位

Yugo Hayashi
合計 210g(1210g, -1000g)
22位

Jun Gunji,Hayato Namiki
22位

Takaaki Tomimura
22位

Natsuki Fujita,Hirokazu Mashiko
22位

Masaya Saito
22位

Mikio Suzuki,Takahiro Ueda
22位

Yuki Kamiya,Masaki Onose
22位

Norihiro Ohishi,Naoya Ichikawa
22位

Takuya Imaizumi,Yoichi Nakano
22位

Masanori Iwai,Tomokazu Yoshida
22位

Makoto Uesugi,Lion Yagioka
22位

Hideaki Iida,Akihito Iwanuma
22位

Yuta Amano
22位

Shuya Akabane,Kizuku Kawaai
22位

Shigeru Otsuka,Keisuke Sakamoto
22位

Tatsuhiko Tsugaru
22位

Hiroaki Kuramochi,Junji Akita
22位

Yasunori Inoue,Motomu Kamata
22位

Shunsuke Miyashima
22位

Gentaro Oyabu,Hiroshi Yamaguchi
22位

Yasunari Hiraizumi,Futoshi Nazkazato
22位

Masanori Sugiura,Daisuke Shiraki
22位

Kiyoshi Shonai,Hidekazu Tanaka
22位

Kazuya Watanabe,Yu Kawamura
